「貯まったANAマイル、友達や恋人にもプレゼントできたらいいのに」——そう思ったことはありませんか?結論から言うと、ANAマイルを家族以外の人に直接譲渡することはできません。
ですが、条件付きで実質的にマイルの価値をシェアする方法が存在します。
この記事では、公式ルールの整理から、家族以外にも使える「ANA SKYコイン」の具体的な条件まで、まとめて解説します。
ANAマイルは他人に直接譲渡できない
まず前提として、ANAマイルそのものを他人の会員番号に移す「譲渡」という機能は存在しません。
家族間でマイルをまとめられるANAファミリーマイル制度がありますが、これは複数のマイレージ口座のマイルを1人の代表者にまとめて合算できる仕組みであり、対象になるのは配偶者(同性パートナー含む)および1親等以内の家族(父母・子)に限られます。
兄弟姉妹・祖父母・孫は2親等にあたるため、この制度の対象外です。

つまり、友人・恋人・婚約者はもちろん、兄弟姉妹・祖父母・孫といった2親等の家族もANAファミリーマイルの対象にはなりません。
「anaマイル 婚約者」「anaマイル 家族にあげる」といった検索が多いのも、この制度の対象範囲が意外と狭いことに戸惑う方が多いからだと考えられます。
家族以外と一緒に使う方法=ANA SKYコイン
2親等外の人とマイルの価値をシェアしたい場合に現実的な選択肢になるのが「ANA SKYコイン」への交換です。
ANA SKYコインは、マイルを交換して貯められるANA独自の電子マネーのような存在で、航空券や旅行商品の支払いに使えます。
ポイントは、ツアー商品に申し込む際の「代表者(申込者)」を自分にして、同行者に友人・恋人を含めれば、同行者の代金も含めて自分のスカイコインで支払えるという点です。
マイル→スカイコインの交換レート
- 1〜9,999マイル:1マイル=1コインの等価交換
- 10,000マイル以上:会員ステータスや保有するANAカードの種類に応じて交換率がアップ(例:一般会員が一般ANAカードを保有している場合、1万マイル→1.2万コイン。上級会員やANAカードの種類によっては1.6〜1.7倍になるケースも)
- 交換単位:1マイルから交換可能。利用は10コイン単位から
- 有効期限:交換した日から12か月後の月末まで
正確な交換率はマイル数・会員ステータス・保有カードの組み合わせで変わるため、ANA公式サイトの「ANA SKYコインシミュレーター」で事前に確認しておくと安心です。
「一緒に行くか・行かないか」で条件が変わる
ANA SKYコインを使って友人・恋人の旅行代を負担してあげたい場合、自分がその旅行に同行するかどうかで扱いが変わる点に注意が必要です。
- 自分も一緒に旅行に参加し、自分が旅行代表者(申込者)になる場合:自分のスカイコインで、同行者(友人・恋人など家族以外を含む)の代金も含めた旅行代金全体を支払える
- 自分は旅行に参加せず、コインだけ渡したい(プレゼントしたい)場合:旅行代表者が配偶者または2親等以内の親族でなければ、自分のスカイコインは使えない
つまり、「自分は行かずに友人にツアーをプレゼントする」ことは家族以外には基本的にできませんが、「友人・恋人と一緒に旅行に行って、自分のスカイコインで2人分まとめて支払う」ことは可能です。
友人・恋人との旅行費用をお得に抑えたい、という使い方であれば十分に実用的な方法といえます。
なお、航空券単体(ツアーを組まない場合)の予約でも、スカイコインで国内線・国際線の航空券を購入すること自体は可能です。
ただし複数名分の航空券をまとめて予約する場合の細かい利用条件は変更される可能性があるため、直前になって慌てないよう、利用前に必ずANA公式サイトの最新の利用条件を確認してください。
特典航空券(マイルと引き換える航空券)の予約にはスカイコインは使えません。
スカイコインを使う手順
- ANAマイレージクラブの会員サイトにログインし、「マイルを使う」からANA SKYコインへの交換手続きを行う
- 交換したいマイル数を入力し、シミュレーターで交換後のコイン数を確認する
- ANAが企画する国内・海外ツアー商品を検索し、自分を旅行代表者(申込者)として、同行者に友人・恋人を含めて申し込む
- 決済画面でANA SKYコインを選択し、旅行代金全体に充当する
交換したスカイコインには有効期限があるため、旅行の予定が具体的に決まってから交換するのがおすすめです。
有効期限が切れると失効してしまうので注意しましょう。
ANAファミリーマイルとスカイコイン、どちらを使うべき?
- 対象が配偶者または1親等以内の家族(父母・子)→ 無料のANAファミリーマイルでマイルを合算するのが最も効率的
- 対象が友人・恋人・婚約者など2親等の範囲外で、一緒に旅行する予定がある→ ANA SKYコインに交換し、自分が旅行代表者として同行者分もまとめて支払う
- 自分は行かずに、家族以外の人へマイルの価値だけを渡したい→ 現状のANAの制度では基本的に難しい
注意点・デメリット
- 自分が同行しない前提で家族以外にコインを渡すことはできない(旅行代表者が2親等以内の親族である必要がある)
- 有効期限が交換日から12か月後の月末までと決まっており、無計画に交換すると失効するリスクがある
- 10,000マイル未満は等価交換になるため、大量にマイルを渡したい場合は会員ステータスやANAカードの種類による交換率の違いを事前に確認しておきたい
- スカイコインは一度交換するとマイルには戻せない
よくある質問
- 友人にANAマイルをそのまま譲渡することはできますか?
-
できません。
ANAマイルを他人の会員番号へ直接移す機能はなく、無料で使えるANAファミリーマイルも配偶者および1親等以内の家族(父母・子)に限られます。
友人・恋人と一緒に旅行に行く予定があるなら、ANA SKYコインに交換して自分が旅行代表者として2人分の代金をまとめて支払う方法が現実的です。 - 婚約者はANAファミリーマイルの対象になりますか?
-
婚姻届を提出済みの配偶者であれば対象になりますが、婚約者(未入籍)の段階では2親等以内の親族に該当しないため対象外です。
入籍前にマイルを一緒に使いたい場合は、一緒に旅行する予定を作ったうえでANA SKYコインを活用する方法を検討しましょう。 - 自分は旅行に行かず、友人にツアー代金だけプレゼントすることはできますか?
-
基本的にはできません。
コイン保有者が旅行に参加しない場合、旅行代表者(申込者)が配偶者または2親等以内の親族でなければ、そのコインを旅行代金に充当することはできない仕組みになっています。 - スカイコインに交換したマイルをまたマイルに戻せますか?
-
戻せません。
マイルからスカイコインへの交換は一方向で、いったん交換すると元のマイルには戻せないため、利用計画が固まってから交換することをおすすめします。
まとめ
ANAマイルは他人への直接譲渡こそできませんが、配偶者や1親等以内の家族ならANAファミリーマイルで無料合算、それ以外の友人・恋人などとは、自分が旅行代表者として同行する形でANA SKYコインを活用すれば、実質的に旅行代金をまとめて負担してあげることができます。
「一緒に行くかどうか」で使える方法が変わる点を押さえたうえで、自分に合った方法を選んでみてください。



コメント
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[…] うニーズには使えませんが、旅行そのものを企画する立場であれば十分に活用できる方法です。友人・恋人にマイルそのものを譲渡する方法についてはこちらの記事でも解説しています。 […]