陸マイラーを始めたいと思っても、カード、ポイントサイト、交換ルート、特典航空券と、やることが多く見えて迷いがちです。
最初からすべてを完璧に整えようとすると、かえって手が止まってしまいます。
大切なのは、1年間をいくつかの期間に分け、その時期に必要なことだけを順番に進めることです。
この記事では、陸マイラー1年目の流れを「クレカ」「ポイ活」「マイル交換」「特典航空券」の4段階に整理しました。
1〜3ヶ月目、4〜6ヶ月目、7〜9ヶ月目、10〜12ヶ月目のタイムラインに沿って、何をすべきか、なぜその時期なのかを解説します。
1年後に実際の旅行へつなげるためのロードマップとして活用してください。
陸マイラー1年目の基本ロードマップ
陸マイラーとは、飛行機への搭乗だけに頼らず、日常生活やポイント活動を通じてマイルを貯める人のことです。
詳しい仕組みや年間マイルの目安は、陸マイラーとは?意味・始め方・年間マイルの目安を初心者向けに解説で確認できます。
本記事では定義を繰り返さず、始めた後に何をどの順番で実践するかに絞ります。

1年目の基本的な順番は、軸となるカードを作り、ポイントサイトを併用し、貯めたポイントをマイルへ交換して、特典航空券を予約する流れです。
カードを作った直後から複数の交換ルートを追いかける必要はありません。
まずポイントが貯まる仕組みを生活に組み込み、その後に出口を整えると無理なく続けられます。
- 1〜3ヶ月目:軸となるカードを作り、支払いを集約する
- 4〜6ヶ月目:ポイントサイトを併用し、ポイ活を習慣にする
- 7〜9ヶ月目:旅行計画に合わせてポイントをマイルへ交換する
- 10〜12ヶ月目:空席を調べ、実際に特典航空券を予約する
1〜3ヶ月目:軸カードを作り、固定費を集約する
最初の3ヶ月は「貯める土台」に集中
陸マイラー1年目のスタート地点は、軸となるクレジットカードを1枚決めることです。
この時期に個別商品の細かな比較を延々と続けるより、普段の支払いを一つにまとめられる状態を作りましょう。
軸が決まれば、毎月の利用額と獲得ポイントを把握しやすくなります。
カードを用意したら、日常の買い物に加えて、変更できる固定費の支払い方法を確認します。
毎月発生する支払いを集約すれば、特別な買い物を増やさなくてもポイントが積み上がる仕組みになります。
ただし、マイルを貯めるための余計な出費は本末転倒なので、支出額そのものを増やさないことが前提です。
軸として意識したいポイントはVポイントです。
JQみずほルートは0.7倍で交換でき、既存の対象カード保有者は現在も利用できますが、新たにルートを組める条件は変わっています。
この違いは7〜9ヶ月目の交換準備で詳しく確認するため、最初の3ヶ月はまず獲得ポイントと支払いの管理に慣れれば十分です。
1〜3ヶ月目にやること
- 軸となるクレジットカードを1枚作る
- 日常の買い物と変更可能な固定費をカード払いへ集約する
- カードの利用額と獲得ポイントを月1回確認する
- マイル目的で不要な買い物をしないルールを決める
この時期の挫折ポイントと対策
つまずきやすい点として、カードや交換ルートの情報を調べすぎて、結局何も始められなくなることが挙げられます。
1〜3ヶ月目の目標は、最高の組み合わせを完成させることではありません。
「軸を1枚決める」「支払いを集める」「月1回確認する」の3点だけに絞ると、迷いを減らせます。
4〜6ヶ月目:ポイントサイトを併用して習慣化する
カード払いにポイ活を重ねる
支払いの集約に慣れた4ヶ月目からは、ポイントサイトを併用します。
代表例はモッピー、ハピタス、ドットマネーです。
各サイトの特徴を一度に覚えるのではなく、まずは普段利用するサービスについて、ポイントサイトを経由できるか確認する習慣を作りましょう。
具体的な候補を比較したい場合は、ANAマイルが貯まるポイントサイト比較も参考になります。
この時期にポイントサイトを始めるのは、カード払いの管理が定着し、新しい手順を一つ追加しても混乱しにくくなるためです。
一度に複数サイトへ登録するより、最初は管理しやすい範囲で試してください。

ポイ活では、ポイント数だけを見て案件を選ばないことも重要です。
もともと必要だった買い物やサービスを、ポイントサイト経由に置き換えるのが基本となります。
申し込み条件やポイント獲得条件を確認し、利用した案件名と予定ポイントを記録しておくと、後から確認しやすくなります。

ポイントサイトを経由すると、もらえる予定のポイントはまず「判定中」として通帳に表示され、広告主の確認が済んで「承認」になってから交換できるようになります。
筆者も楽天市場での普段の買い物をモッピー経由にしているだけで、数十ポイントずつ判定中のポイントが積み上がっていきます。
この「判定中→承認」の流れを月1回の確認で追いかけるのが、4〜6ヶ月目の習慣づくりの中心です。
4〜6ヶ月目にやること
- 管理しやすいポイントサイトから利用を始める
- 買い物や申し込みの前に経由先を確認する
- 案件の獲得条件とポイント反映時期を確認する
- 利用案件、獲得予定ポイント、反映状況を記録する
この時期の挫折ポイントと対策
ポイントサイトを毎回経由することが負担にならないよう、無理のない範囲で利用することが大切です。
対策は、すべての買い物を対象にしようとしないことです。
よく使う場面だけに絞り、「申し込みや買い物の前に一度確認する」という短い動作を習慣にすると続けやすくなります。
7〜9ヶ月目:ポイントをマイルへ交換する
先に旅行の候補を決めてから交換する
半年ほど貯める仕組みを運用したら、7〜9ヶ月目はポイントの出口を整える時期です。
まず、行きたい場所と旅行したい時期を大まかに決め、必要なマイルを意識します。
目的を決めずに交換を急ぐのではなく、予約時期から逆算して手続きを始めるのがポイントです。
VポイントをANAマイルへ交換する方法として知られるJQみずほルートは、0.7倍の交換率が特徴です。
ただし、ANA公式によると、必須となる「みずほマイレージクラブカード/ANA」は2026年1月21日18時に新規申し込みを終了しました。
既存カード保有者は継続利用できますが、これから陸マイラーを始める人は同ルートを新たに組めません。
既存カード保有者が利用方法を確認する場合は、JQみずほルートでANAマイルに交換する方法を参照してください。
JQみずほルートでは、ポイント交換の完了までトータルで約1ヶ月かかります。
旅行直前の交換では間に合わない可能性があるため、予約したい時期から余裕を持って動く必要があります。

新規で始める人は、nimocaルートの70%や、Vポイントルートの50〜60%(60%は三井住友カード発行のANAカード会員)など、利用可能な代替ルートを検討します。
楽天ポイントは2ポイント=1マイル(0.5倍)でANAマイルへ直接交換できますが、dポイントにはANAマイルへの直接交換ルートがなく、相性がよいのはJALマイル(1,000ポイント=500マイル)である点に注意してください。
交換率だけでなく、自分が実際に利用できるか、手続きを継続できるかという視点で選びましょう。

筆者の場合、モッピーで貯めたポイントは毎回すぐには交換せず、数千〜1万ポイント単位になったタイミングでドットマネーへ移し、そこからVポイントに交換しています。
ドットマネーを経由すると、モッピーから直接Vポイントにするときの手数料がかからないためです。
詳しい流れはドットマネー経由でANAマイルを貯める方法で、実際の交換履歴とあわせて紹介しています。

7〜9ヶ月目にやること
- 行きたい場所と旅行時期の候補を決める
- 自分が現在利用できる交換ルートを確認する
- 交換率と手続きに必要な期間を把握する
- 予約時期から逆算し、余裕を持って交換を始める
この時期の挫折ポイントと対策
交換ルートは名称が多く、情報を読むだけで難しく感じるかもしれません。
しかし、利用できないルートまで覚える必要はありません。
保有ポイント、カードの保有状況、希望する交換率を整理し、自分が使うルートを一つに絞って手順を確認するのが近道です。
10〜12ヶ月目:特典航空券を実際に予約する
マイルを「旅行」に変えて1年目を完成させる
10ヶ月目以降は、貯めたマイルを使う段階です。
マイル残高を眺めるだけで終わらせず、特典航空券の空席を調べ、実際の予約まで進めましょう。
ここまで到達して初めて、カード利用やポイ活の成果が具体的な旅行につながります。
ANA公式の発表によると、ANA特典航空券は搭乗日の355日前から予約できます。
2025年2月3日予約分以降は国内線も355日前ルールに統一され、プレミアムメンバーやSFC会員などの先行予約サービスは2025年夏ダイヤの発売をもって終了しました。
旅行日が決まっているなら、予約開始時期をあらかじめ確認し、その前に必要なマイルの交換を終えておくことが大切です。
一方で、1年目から必ず355日前に予約しなければならないわけではありません。
ANAの国内線には、片道3,000マイルから利用できる「ANAとく旅マイル」もあります。
日程や行き先を調整できる人は、少ないマイルで使える選択肢として確認してみましょう。
予約時は、一つの便だけに絞らず、前後の日程や別の時間帯も調べます。
希望便に空席がなければ、出発日、帰着日、便の時間を順番に動かして候補を探してください。
なお、「どこかにマイル」はJAL系の特典航空券サービスであり、ANAのサービスではないため混同しないようにしましょう。
10〜12ヶ月目にやること
- マイル残高と希望する旅行の候補を照らし合わせる
- 予約開始日までにポイント交換を完了させる
- 前後の日程や時間帯を含めて特典航空券の空席を検索する
- 条件に合う便が見つかったら実際に予約する
この時期の挫折ポイントと対策
よくある壁の一つは、希望日に空席がなく、「マイルは使いにくい」と感じてしまうことです。
対策は、日程、時間帯、行き先のすべてを固定しないこと。
最初の旅行では変更できる条件を一つでも増やし、空席を探す経験を積むと、次回以降の計画も立てやすくなります。
陸マイラー1年目によくある挫折と対策
陸マイラー活動は、一度の作業で完成するものではありません。
だからこそ、1年目は獲得マイルの多さだけでなく、無理なく続けられる仕組みを作れたかで評価しましょう。
うまく進まないときは、次のポイントを見直してみてください。
- 情報が多すぎる:今の期間に必要な作業だけに絞る
- ポイントが思ったほど増えない:カード払いとポイントサイト経由の漏れを月1回確認する
- 管理が面倒になる:利用するカード、サイト、交換ルートを増やしすぎない
- 交換手続きで止まる:旅行予定から逆算し、早めにルートと所要期間を確認する
- 特典航空券が取れない:日程や時間帯をずらし、複数候補から探す
毎日ポイント残高を確認する必要はなく、月に一度の棚卸しでも十分に流れを把握できます。
カード利用額、ポイントサイトの判定状況、交換中のポイント、マイル残高の4項目を確認すると管理しやすいでしょう。
手間を減らして継続することが、2年目にもつながる土台になります。
よくある質問
- 陸マイラーを始めたら、最初に何をすべきですか?
-
最初は軸となるクレジットカードを1枚作り、日常の支払いと変更可能な固定費を集約します。ポイントサイトや交換ルートを同時に増やすより、まずは支払いとポイントを管理する土台を整えましょう。
- これからJQみずほルートを新しく作れますか?
-
新しく組むことはできません。必須の「みずほマイレージクラブカード/ANA」は2026年1月21日18時に新規申し込みを終了しています。既存カード保有者は継続利用できますが、新規で始める人はnimocaルートやVポイントルートなどの代替ルートを検討します。
- ポイントは貯まったらすぐマイルへ交換すべきですか?
-
必ずしもすぐ交換する必要はありません。行きたい場所や時期を決め、利用可能な交換ルートと所要期間を確認してから、特典航空券の予約時期に間に合うよう交換を進めると管理しやすくなります。
- SFC修行も1年目に始めるべきですか?
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SFC修行はANA上級会員とスーパーフライヤーズカードを目指す取り組みで、本記事のロードマップを終えたあとに検討するとよい次のステップです。まずはポイントを貯め、交換し、特典航空券を予約する一連の流れを経験することを優先しましょう。
目指すべきかどうかの判断基準は陸マイラーはSFC・JGCを目指すべき?上級会員のメリットと判断チェックリストで詳しく解説しています。

まとめ:1年目は順番を守って旅行まで到達しよう
陸マイラー1年目は、1〜3ヶ月目に軸カードと支払いの土台を作り、4〜6ヶ月目にポイントサイトを生活へ取り入れます。
7〜9ヶ月目には自分が利用できる交換ルートを確認し、旅行計画から逆算してマイルへ交換。
10〜12ヶ月目は空席を調べ、特典航空券を実際に予約する段階です。
最初からカードやポイントサイトを増やしすぎる必要はありません。
各時期の目的を一つずつ達成し、貯めるだけでなく使うところまで経験することが、1年目のゴールです。
この一連の流れが身につけば、2年目以降は自分の旅行計画に合わせて、より無理のないマイル活動を組み立てられるでしょう。



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