2026年12月から2027年1月の年末年始に、ANAマイルを使って帰省や旅行をしたい。しかし検索しても、希望便が満席で予約できない――そんな方は少なくないでしょう。
年末年始搭乗分のANA特典航空券はすでに発売されているため、これからの中心戦略は、空席が戻った瞬間を狙う「キャンセル拾い」です。
満席表示でも、その状態が搭乗日まで続くとは限りません。
有償航空券の見直し、予定変更、直前の体調不良などによって、予約済みの座席が再び空席として出てくる可能性があります。
この記事では、キャンセルが動きやすい3つのタイミングと、空席を見つける実践テクニック、取れなかった場合の代替策をまとめます。
年末年始のANA特典航空券はすでに発売済み
ANA特典航空券は、搭乗日の355日前から予約できます。
国内線は午前9時00分から、国際線も午前9時から予約開始となり、国際線を往復で予約する場合は復路搭乗日を基準にした355日前が予約開始日です。
国内線についても、2025年2月3日から355日前ルールに統一されました。
同時に、ダイヤモンドサービスメンバーやSFC会員などの上級会員を対象とした優先予約は廃止されています。
会員ステータスにかかわらず、同じ条件で座席を争う形です。
このルールにより、2026年から2027年にかけての年末年始搭乗分は、2026年1月上旬から中旬にすでに発売されています。
人気路線や使いやすい時間帯は発売時点で予約が集中し、現在は満席の便も多いでしょう。
予約開始日の争奪戦に参加できなかった方が今から狙うべきなのが、取り消しで戻ってくる座席です。
国内線特典航空券には空席待ち制度がありません。
満席便に登録して順番を待てないため、自分で繰り返し検索し、空席が出たタイミングで予約する必要があります。
動きやすい時期を把握して検索回数を増やすことが重要です。
キャンセル拾いで狙うべき3つのタイミング
年末年始の座席は、いつ検索しても同じように動くわけではありません。
特にキャンセルが発生しやすいのは、10月下旬から11月上旬、12月中旬以降、そして搭乗3日前から前日までの3段階です。
普段から検索を続けつつ、この期間は確認の頻度を上げましょう。
①10月下旬〜11月上旬
最初の狙い目は、10月下旬から11月上旬です。
有償運賃の取消手数料が段階的に上がる直前となるため、いったん押さえていた航空券を手放す駆け込みキャンセルが発生しやすくなります。
年末年始の旅程を見直す人が増える時期と考えておきたいところです。
この段階では搭乗日まで時間が残っているため、日程や空港を多少調整しながら探せます。
希望便だけでなく、同じ日の前後の便や翌日・前日の便も検索対象に含めるのがポイント。
陸マイラーが年末までにやることチェックリストへ検索日を組み込み、確認を習慣化すると見落としを減らせます。

②12月中旬以降
2回目の狙い目は、12月中旬以降です。
仕事の休み、学校行事、家族の予定などが具体的に決まり、早い段階で押さえていた旅程を変更またはキャンセルする人が増えてきます。
「念のため予約していた座席」が手放されやすくなるタイミングです。
この時期は、朝には満席でも、その日の夜に1席だけ空くといった動きも考えられます。
一度満席を確認しただけで諦めず、朝・昼・夜に検索することが大切。
家族旅行の場合も、全員分が一度に戻るのを待たず、まず1席を確保できないか確認しましょう。
③搭乗3日前〜前日
最も座席が動きやすいのが、搭乗3日前から前日までの直前期です。
体調不良や急用など、それまで予測できなかった事情によるキャンセルが出てきます。
出発準備と並行して検索する必要はありますが、最後の大きなチャンスです。
国内線特典航空券は前日まで予約できます。
数日前まで空席がなくても、出発前日に見つかる可能性は残されているため、早々に検索を打ち切る必要はありません。
同行者と相談している間に埋まることも考え、予約する条件を事前に決めておくと動きやすいでしょう。
年末年始の混雑ピークと比較的狙いやすい日
年末年始のなかでも、特に激戦となるのが12月26日と29〜30日の下り便、1月2〜3日の上り便です。
多くの人が同じ日程で移動するため、キャンセルが出ても短時間で再び埋まる可能性があります。
これらの日を狙うなら、検索頻度を増やし、時間帯の希望も広げておきたいところです。
一方、比較的狙いやすいのは大晦日や元日の移動、1月4日以降の戻り便です。
例年、ピーク日より空席が残りやすい傾向があるため、日程を調整できる方は優先的に確認してみてください。
往路と復路を同じ条件で探さず、片方だけでもピークから外すと選択肢を増やせます。
たとえば、往路は希望日のキャンセルを待ちながら、復路は1月4日以降で先に確保する組み方も可能です。
「理想の日程が往復とも空くまで待つ」より、取れる区間から押さえる発想が現実的でしょう。
ANA特典航空券のキャンセル拾い実践テクニック
キャンセル拾いでは、検索条件を細かく分けるほど空席を発見しやすくなります。
次の方法を組み合わせ、まとまった座席や直行便だけにこだわらないことが成功率を上げるコツです。
- 家族全員分ではなく、1人ずつ検索する
- 往復をまとめず、片道ずつ検索する
- 1日3回以上を目安に、朝・昼・夜に確認する
- 日付が変わる前後や午前9時台にも集中的に検索する
- 普通席だけでなくプレミアムクラスも確認する
- 直行便に加えて、経由便や区間ごとの空席も探す
- 国内線は前日まで検索を続ける
家族分は1人ずつ、往復は片道ずつ探す
家族4人分をまとめて検索すると、全員分の座席が同時に空いている便しか候補に挙がりにくくなります。
キャンセルで戻るのが1席だけの場合、まとめての検索では見つけにくいことがあります。
まず1人分で検索し、何席まで取れるかを確認する方法が有効です。
同様に、往復検索だけでなく片道ずつ調べてみましょう。
往路が満席でも復路は取れる、あるいはその逆というケースがあります。
家族での移動でも、全員同じ便にこだわらず、予約可能な区間を切り分けて考えることが大切です。
検索は朝・昼・夜の1日3回以上
空席がいつ戻るかを事前に知ることはできません。
検索は1日3回以上を目安に、朝・昼・夜へ分散させましょう。
特に日付が変わる前後や午前9時台も、集中的に確認したい時間帯です。
重要なのは、毎日無理なく続けられる形を作ること。
朝食後、昼休み、帰宅後など、普段の行動と検索をセットにすると習慣化しやすくなります。
12月中旬以降や搭乗直前は、可能な範囲で確認回数を増やすとよいでしょう。
プレミアムクラスと経由便も確認する
普通席が満席でも、上位クラスであるプレミアムクラスに空きが出ることがあります。
必要マイル数だけで判断せず、利用可能な選択肢として確認してみてください。
年末年始に移動する必要がある場合、普通席だけを検索するより候補を広げられます。
直行便が取れないときは、経由便に分けて検索するのも一案です。
直行区間は満席でも、乗継便を構成する区間の片方に空席がある可能性があります。
全区間を一度に確保できなくても、空席のある区間がわかれば別の組み合わせを検討しやすくなります。
キャンセルを拾えないときの代替策
キャンセル拾いを続けても、希望どおりの便を確保できるとは限りません。
その場合は同じ便だけを待ち続けず、日程、便、空港の条件を広げることが必要です。
代替策も確認しておけば、直前に慌てずに済みます。
旅行日程を1〜2日ずらす
最も効果が大きいのは、旅行日程を1〜2日ずらす方法です。
12月29〜30日の下り便を大晦日や元日に変える、1月2〜3日の上り便を1月4日以降に変えるだけでも、検索結果が変わる可能性があります。
宿泊や休暇も調整できるなら、まず日付の変更を検討しましょう。
コードシェア便と近隣空港まで広げる
ANA便名で予約できる他社運航のコードシェア便も候補に含めてください。
普段選んでいる便だけを見ていると、別の運航便に残る選択肢を見落とすことがあります。
検索時には運航会社も確認しながら比較するのがポイントです。
発着空港を近隣の複数空港へ広げ、横断的に検索する方法もあります。
目的地までの移動手段も検討する必要はありますが、第一希望の空港が満席でも別の空港には空席があるかもしれません。
往路と復路で異なる空港を使う案も含め、条件を柔軟に組み立てましょう。
トクたびマイルやJALも候補にする
直前の国内線では、ANAの「今週のトクたびマイル」も確認したいところです。
毎週火曜正午に対象路線が発表され、水曜から予約でき、発表翌週の7日間を少ないマイル数で予約できる制度です。
希望路線が対象になるとは限りませんが、日程と行き先が合えば代替案になります。

ANAだけで解決しない場合は、JALの「どこかにマイル」も候補に加えてみましょう。
保有マイルや旅行の目的に合わせ、航空会社をまたいで選択肢を持っておく考え方です。
年末までにやることチェックリストへ、ANAの空席検索、今週のトクたびマイル、どこかにマイルの確認を並べると整理しやすくなります。

キャンセル料と予約変更のルール
キャンセル拾いでは、空席を見つけたときの予約だけでなく、確保済みの特典航空券を取り消す場合のルールも重要です。
2025年8月27日13時00分(日本時間)から、対象となる特典航空券のキャンセル料は「3,000マイル」または「3,000円をクレジットカードで支払う」の選択式に改定されました。
円での支払いを選べるのは、Webサイトから手続きする場合のみです。
電話でキャンセル手続きを行う場合は、マイル払いとなります。
国際線は2025年6月24日予約・発券分以降、国内線は2026年5月19日搭乗分以降が対象です。
予約変更の期限は、国際線が出発24時間前まで、国内線が前日までとされています。
戻った座席を見つけて旅程を組み替える場合は、期限を過ぎないよう早めに判断しましょう。
国内線を前日に取り直すときは、予約と既存旅程の整理をセットで進める必要があります。
また、利用しないことが決まった特典航空券は、搭乗前に会員本人が明示的な取消手続きを行わなければなりません。
何も操作せずに搭乗しなかった場合は、払い戻しの対象にならないため注意が必要です。
予約一覧を確認し、不要な便を放置しないようにしてください。
キャンセル料にマイルを使うか、Webサイトで3,000円を支払うかは、保有マイルの状況も踏まえて判断したいところです。
マイルの有効期限も確認し、失効が近いマイルの有無を含めて選択するとよいでしょう。

よくある質問
- ANA国内線特典航空券に空席待ちはありますか?
-
国内線特典航空券に空席待ち制度はありません。
満席便は、キャンセルによって空席が戻っていないか自分で繰り返し検索する必要があります。 - ANA特典航空券のキャンセル拾いで、キャンセルが最も動きやすいのはいつですか?
-
特に動きやすいのは搭乗3日前から前日です。
それ以前では、10月下旬〜11月上旬と、仕事や家族の予定が固まる12月中旬以降も重点的に確認しましょう。 - 家族全員分の空席が表示されない場合はどうすればよいですか?
-
検索人数を1人に変更し、1席だけ空いていないか確認してください。
往復ではなく片道ずつ検索し、取れる区間を切り分けて探す方法も有効です。 - ANA特典航空券のキャンセル料は何マイルですか?
-
対象となる特典航空券は、3,000マイルまたは3,000円のキャンセル料を選択できます。
3,000円をクレジットカードで支払えるのはWebサイトで手続きする場合のみで、電話手続きはマイル払いです。
まとめ|満席でも前日まで検索を続けよう
2026年から2027年にかけての年末年始搭乗分は発売済みですが、満席だからといって可能性がなくなったわけではありません。
10月下旬〜11月上旬、12月中旬以降、搭乗3日前〜前日という3つのタイミングを意識し、検索回数を増やすことがキャンセル拾いの基本です。
1人ずつ、片道ずつ検索し、プレミアムクラスや経由便にも条件を広げてみましょう。
ピーク日の12月26日・29〜30日の下り便、1月2〜3日の上り便だけに固執せず、大晦日・元日や1月4日以降へずらす判断も有効です。
国内線は前日まで予約できるため、代替策を準備しつつ最後まで検索を続けてください。
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