家族のマイルを一つにまとめるANAファミリーマイルの使い方、合算方法を解説!

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ANAファミリーマイルとは家族でバラバラに貯めているマイルを一つにまとめることができるサービスです。

家族でマイルを合算できれば、有効期限など無駄なく使えて特典航空券を予約できる可能性もグッと上がります。

そこで今回はANAファミリーマイルへの登録方法やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

夏休みはマイルを貯めて海外旅行へ出かけましょう!

目次

ANAファミリーマイルとは

ANAファミリーマイルとは、家族それぞれで貯めたマイルを一つのマイレージクラブにまとめることのできるANAカード(個人)限定のサービス。

ファミリーマイルに参加する家族の年齢が18歳以上超えている場合は、家族全員がANAカードの発行必須で、17歳以下の方はマイレージクラブでも参加することが可能です。

家族がそれぞれで貯めたマイルを合算して特典航空券に交換できるので、1人で貯めるよりも早く特典に到達できます。

例えばこんなケース

父:25,000マイル
母:12,000マイル
子:3,000マイル

この場合、一人一人だとハワイ往復の特典航空券(40,000マイル)に届きませんよね。

しかし、ANAカードファミリーマイルに登録すれば、合算して40,000マイルになるので、ハワイ往復の特典航空券に交換可能に。

ANAカードを持つことが条件になりますが、無料で登録できるため、ぜひ登録しておきたいプログラムです。

ファミリーマイルで交換できる特典

ANAファミリーマイルを利用して合算したANAマイルは、以下の特典に交換できます。

交換できる特典
  • ANA国内線特典航空券
  • ANA国際線特典航空券
  • ANA国際線アップグレード特典
  • 提携航空会社特典航空券
  • ANA SKY コイン
交換できない特典例
  • 提携ポイントへの交換(電子マネーなど)
  • ANAご利用券
  • 提携航空会社アップグレード特典
  • ANAセレクション
  • ホテル宿泊など

ANAカードファミリーマイルでマイルを合算したとしても、有効期限は伸びません。

それぞれの有効期限が切れると保有マイルが減っていきます

登録資格

ANAカードファイミリーマイルに登録するにはいくつかの条件が設定されていて、
下記の3つの条件をすべて満たしている必要があります。

3つの条件
  • ANAカード会員である(18歳未満の場合は例外あり)
  • 生計を同一にする配偶者(同性パートナー)及び一親等以内の家族
  • 同居していること(例外あり)

意外と細かい規定があるので順番に見ていきましょう。

ANAカード会員である(18歳未満の場合は例外あり)

ANAカードファミリーマイルを利用するためには、ANAマイレージ機能付きのクレジットカードの発行が条件になっています。
ANAカードとは券面に「ANA CARD」という文字があるクレジットカードが対象です。もちろんANAスーパーフライヤーズカード(SFC)も対象です。
提携会社が発行するカードは対象外となります。

対象外カードの例
  • クレジットカード
    楽天ANAマイレージクラブカード
    ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード
    JCB一般カード/プラスANAマイレージクラブ
    みずほマイレージクラブカード/ANA
  • プリペイドカード
    ANA Visaプリペイドカード
    ANA JCBプリペイドカード
  • デビットカード
    ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード

18歳以上
ANAカード本会員 or  ANAカード家族会員

18歳未満(18歳の高校生含む)
ANAマイレージクラブ会員
高校生までは、ANAカード会員である必要がありません。
ただ、18歳以上(高校生を除く)になった時点でANAカードを持っていないと自動退会になるので注意ください。

生計を同一にする配偶者(同性パートナー)及び一親等以内の家族

ANAカードファミリーマイルに登録できる家族(マイルを共有できる家族の範囲)は、生計を同一にしている必要があります。

配偶者・同性パートナー・1親等以内の家族が対象となっており、内縁や事実婚の異性は対象外です。
1親等とは、本会員の「父母」や「子ども」までとなり、本会員の「兄弟姉妹」「孫」「祖父母」は2親等に当たるため合算できません。

なお、複数のANAカードファミリーマイルに参加したり、日本国外在住会員向けの「ANAファミリーアカウントサービス」と重複しての参加はできません。


ANAカードファミリーマイルに登録できる子会員は、最小1名・最大9名となります

同居していること(例外あり)

基本的には本会員と家族会員は同居していることが条件ですが、例外として勤務・就学・療養などの事情があって同居していない場合も、生計を同一にしていれば登録することができます。

たとえば、夫が単身赴任の場合、子供が学生寮に入居している場合などは、同居していませんが、ANAファミリーマイルに参加することができます。

ANAカードファミリーマイルに登録するにはどうすれば良いのか?

ANAカードファミリーマイルの登録は簡単で、一度手続きしたら自動退会にならない限りずっと有効になります。
毎年手続きする必要もありません。
ここでは初心者や未経験者の方でも分かりやすいようにファミリーマイルの登録方法についてご紹介していきます。

step1:まずはプライム会員を決めよう

まずプライム会員(親会員)を誰にするか決めます。

ANAカード本会員であることが条件です。

ファミリーマイルのメンバーになれるのはプライム会員の1親等以内なので、3世帯ファミリーなら、祖父母をプライム会員にしてしまうと孫が対象外になってしまいますので、夫婦のどちらかをプライム会員にしたほうがいいですね。

家族会員が登録しようとすると「ログインいただいたAMCお客様番号では、ANAカードファミリーマイル参加登録を承ることができません。」というエラーメッセージが表示されます。

ポイント

家族でANAカードを複数持っていた場合、絶対に上級会員の方をプライム会員にするようにしましょう。

上級会員の方が特典航空券を予約できる可能性が高くなります。

step2:ファミリー会員を登録

ANAカードの家族カード会員の場合

ファミリーマイルに登録する子会員が、ANAカードの家族カード会員なら、インターネットで簡単に登録できます。

申し込みページにアクセスするか、ANAウェブサイト(PC)にログインして、「マイメニュー」→「会員情報管理」→「ご家族のご利用」→「ANAカードファミリーマイル」→「オンラインでお申込み」と進みましょう。

ANAカードの家族カード会員以外の場合

登録するファミリー会員が家族カード会員ではない場合、参加申込書をダウンロードし、健康保険証のコピーか住民票(所定の事情で同居していない場合は戸籍謄本)を添付して郵送する必要があります。

マイナンバーカード、通知カードは確認書類にならないのでご注意ください。

登録が完了すれば、会員サイトのマイル確認画面にファミリーマイルに関する情報が表示され、メンバーの保有マイルが合算されたマイル数が表示されます。

step3:特典利用者登録を忘れずに!

ANAカードファミリーマイルに登録した後は、会員本人以外がマイルを交換できるようにする「特典利用者登録」を必ず行いましょう。
特典利用者登録とは、会員本人以外が特典を利用する際に必要となる登録です。

事前に特典利用者を登録していないと、家族が特典航空券を予約できない状態となります。

ANAの特典利用者登録ページの「特典利用者表示・登録」から簡単に手続きできます。

ファミリーマイルのメリット

より早く特典航空券に交換

ANAカードファミリーマイルのメリットは、ANAマイルを共有することによって、一人で貯めるより早く特典航空券に交換できるようになる点です。

マイルを無駄なく利用できる

共有している状態でマイルを使った場合、もっとも有効期限が短い順に消化されるので、無駄なく効率的にマイルを使えます。

ANA SKYコインへの交換ならもらえるマイルが増える

ANAカードファミリーマイルでは、合算してANA SKYコインへ交換可能なので、

ANA SKYコインへの交換レートは、一度に多くのマイルを交換すればする程増えて、5万マイル以上で最高の交換レートで交換できるようになります。

カード別SKYコイン交換レート表
交換マイル数ANA上級会員
(ブロンズ以上)
SFC・プレミアム
・ゴールドカード
ワイド・一般AMC
1~9,999マイル1~9,999(1倍)
10,000マイル13,000(1.3倍)12,000(1.2倍)
20,000マイル28,000(1.4倍)26,000(1.3倍)24,000(1.2倍)
30,000マイル45,000(1.5倍)42,000(1.4倍)36,000(1.2倍)
40,000マイル64,000(1.6倍)60,000(1.5倍)48,000(1.2倍)
50,000マイル85,000(1.7倍)~80,000(1.6倍)~75,000(1.5倍)~60,000(1.2倍)~
200,000マイル340,000(1.7倍)320,000(1.6倍)300,000(1.5倍)240,000(1.2倍)

ANA一般カードは最大1.2倍、ANAワイドカードは最大1.5倍ですが、ANAワイドゴールドカード、ANA プラチナ・プレミアムカードの場合は、最大1.6倍で交換できます。

スカイコインへの交換頻度が多い方は、上位カードへの入会も選択肢となります。

ANAカードファミリーマイルで共有して、一度に5万マイル以上を交換することで、お得にANA SKYコインに交換できちゃいます!

ANA SKYコインは航空券購入や旅作ツアーの格安パッケージツアーに10コイン単位(10コイン=10円分)で利用することも可能です。時期によっては特典航空券より得になることもあります!

家族のANA SKYコインは利用不可能

ANAカードファミリーマイルは、ANAマイルを共有するサービスなので、ANA SKYコインは統合されません。

家族のANA SKY コインを合算しては使えません、それぞれの口座にあるANA SKY コインはバラバラに使うしかありません。

ファミリーマイルのデメリット

ファミリーマイルのメリットは何といっても家族のマイルを合算することによって、特典航空券が早く手に入る点でした。

ですが、デメリットを探してみると意外と見落としてしまうポイントや注意しなければならないポイントが出てきたのでご紹介します。

18歳以上はANAカードが必須

18歳未満と、18歳の高校生はANAマイレージクラブ会員であればOKなので、ANAカードは不要です。

18歳以上の家族会員は、ANAカードの保有が必要となります。
ただし、家族カード会員でもOKなので、年会費抑制のためには家族カードを発行するのは有効です。

毎年クレジットカードの年会費が余計に増えてしまうということを覚えておきましょう。

特典航空券の変更・払い戻しは電話する必要があります

ANAカードファミリーマイルの最大のデメリットは、以下の手続きがインターネットで不可能となる点です。

  • ANA国内線特典航空券:予約の変更・払い戻し
  • ANA国際線特典航空券、提携航空会社特典航空券:予約の払い戻し

キャンセル、予約の変更は電話でする必要があり、手間が増えてしまうのがデメリットです。
特典航空券の予約は、国内/海外どちらもWebでできます。

自己都合での変更・退会する場合5,000マイル必要

ファミリーマイルの情報を変更・退会したい場合は、手数料として5,000マイル支払わなければなりません。

変更手数料が発生しない場合は、婚姻・死亡など戸籍上の変更と海外に転居した場合など。

ただ、実際にはあまり5,000マイルを徴収されるケースはなく、子供の進学によって別々に暮らすことになったので別々にマイルを貯めたいという場合なども無料で変更することができるようで状況に応じて柔軟に対応していただけるようです。

その他の注意点

法人カードをファミリーマイルに登録することはできない

ANAの法人カードをファミリーマイルに登録することはできません。

ファミリーマイルに登録する際は、ANA(個人)カードを発行するか、ANA家族カードを発行する必要があります。

マイレージクラブの登録住所が国外である場合は利用することができない

ANAカードファミリーマイルは日本在住の方向けサービスで、海外に転居した場合は自動的に強制退会となります。

グローバル企業に勤めている方などで、海外に赴任した場合は退会となってしまいます。

まとめ

ANAカードファミリーマイルに登録しておけば、家族みんなでマイルを貯められるので、一人づつで貯めるより早く貯まって無駄なく使えて便利です。

ANAマイルは、3年の有効期限があるので、ANAカードファミリーマイルに参加して、早くマイルを貯めて有効に活用しましょう!

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この記事を書いた人

ごく普通の美容師でポイ活大好きな二児の父です。

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